冬は嫌いだ 冬なんか大嫌いだ 骨を刺す寒さで身が震える 少しの不注意で風邪を引く 粛殺した木々で心がすさむ

冬は好きだった そんな時もあったのかも知れない 君と一緒に見た燦々とした街灯 ポケットに入った君の手の温度 ぼくのつまらぬ言葉に耳を傾ける君 ぼくに世界一の笑顔を見せた君

ああ やはり冬は嫌いだ