ハンミョウ(cache)

三木真一郎

中之人備忘錄19


第五人格 <偵探 → 小說家 ⇆ 噩夢>

沒想到還會更新就是了。主線又擠出兩坨牙膏,果然之前都忘光,只能重新從頭又看了一遍……呃,還是記下內容梗概好了。 大概是說偵探=小說家=惡夢(另一人格)爲了救小女孩(愛麗絲)=記者(失散的異父異母親妹妹),反覆做實驗(也就是逃脫遊戲本體)反覆失敗的悲劇故事。 除了主線其他都懶得看,就找了一下別人的總結內容,感覺核心部分好搞笑……爲了救因爲父母慘死精神出問題的妹妹,反覆搞藥物實驗、自己也做小白鼠搞到自己也精神分裂哈哈哈哈哈,太神經了,這種硬拗出來的苦大仇深的東西實在是不感冒啊。 也算是僞骨科吧,俄耳浦斯和歐律狄刻是夫妻關係嘛,然後一定是BE。僞骨科就沒勁,不過小說家的聲線好讚,miki很久沒有配像樣貼臉的人設了,所以還是會追一下劇情吧(誰知道後面還擠不擠得出來呢?下一次更新是2027年麼……) 而且2025年和2023年相比好像就差一點了,到底是收錄時候身體狀況不佳(有點沙沙的聲音)還是收音問題?還是人老了的緣故呢_(:3」ㄥ)_ 最喜歡的部分還是唱歌吧。記憶の灰燼・後編記念曲「Endless Banquet」好棒!「オルフェウスの回廊」能不能出日文演唱版!!!

2022年1月5日感想主角是個字面意義上的精分,看標題應該要分裂出5個人格?(我第一反應是第五元素x)現在求生者(小說家)和監管者(惡夢)各一,還有兩個不知道會出什麼。 就想吐槽說既然名字來自俄耳浦斯,為什麼不乾脆把職業設定成詩人?為什麼是小說家?中翻是奧爾菲斯又是為什麼?難道是為了在網上搜索時能獨占名字嗎? 監管者噩夢借用了plague doctor costume的外形,但是這個角色和疫病並不相干,哪怕名字叫瘟疫什麼的都好啊?只能反映出做設定的人根本不懂圖像符號學的含義。(隔壁扭曲仙境學園長也是一樣的問題,屬於符號圖像學的濫用) 希臘神話和哥特風不協調,加上偵探設定只能想到維多利亞時代的犯罪小說,再加上遊戲機制抄的黎明殺機,像幾種元素隨便挪過來強行拼湊的大雜燴。看下來做設定的人對西方歷史文學和藝術脈絡及背後的含義一竅不通。這幾種風格一定要搭在一起的話,要靠symbolism才能融合。或者為什麼不搞一點allen poe元素呢? 遊戲機制為什麼不是雷頓教授那種文字冒險遊戲……或者逃脫類遊戲也好啊,單機人永遠討厭需要社交的電競類遊戲Orz 於是去找了主線劇情看,就怎麼說……劇情倒不水,但是三年就做了這點? 開場劇情相當於做完新手任務就鴿了吧???然後苟了三年,第二次主線更新,故事剛展開又沒了(…………)到底有沒有認真做主線劇情的手游?要麼像扭曲仙境一樣又臭又長又水,要麼就是這種又短又鴿的,還不如乾脆不要做主線劇情,畢竟手游氪金點是皮膚角色,不要總做這種把狗騙進來殺的事。←雖然我只是想聽miki說話XD 這種拖很久的懸疑故事爛尾幾率很大就不費心思分析吐槽了。而且這遊戲能苟到劇情出完的一天嗎?

荘園の夜嵐の「サプライズ」ゲーム~探偵オルフェウスの物語~

看下來這個系列的小故事還算完整,其他的PV支離破碎只是在不明意味地裝x而已。短動畫不看內容只看形式質量挺高,為什麼不做個長篇故事呢?是不是根本不會寫故事? p.s. 這遊戲多麼適合出官方BJD,甚至模型可以直接拿去3D打印。網易到底會不會賺錢?! 官網也做得稀爛,有效信息度好低,不如日文攻略站有條理。比如這個:https://wikiwiki.jp/story5/ 日配和英配都不錯,中配就好奇怪,當然這是普遍現象,中文cv像是都沒有經過普通話發音訓練,非常努力想說把普通話說標準但還是會暴露出口音,以及帶著一種微妙的裝x感,或者說棒讀?

貝木泥舟全セリフ2


♦︎ 恋物語 後篇

【第24話 ひたぎエンド 其ノ肆】ん?

俺がこのホテルに宿泊していることを知っている人間は果たしてどれくらいいるだろう? だが、俺の所在を突き止めたとしても、鍵のかかったホテルの部屋の中に手紙を置くなんて、そんなことはだれにも不可能だ。 まさかホテルの従業員に敵の内通者がいるのか? 敵、敵とはなんだ? 俺が今敵にしているのはあの幼い神様じゃなかったのか? 俺はひょっとするととんでもない組織を相手にしているのかもしれない。


戦場ヶ原、聞きたいことがある。

起きろ、戦場ヶ原。

むにゃむにゃとか言うな。

それ寝ぼけてるじゃなくもう寝てるだろ。

いや、今日は来なくていい。そうではなく、聞きたいことがある。

俺とお前との間に真面目でない話があるのか?

別の問題が起きた。だから聞きたいことがあるんだ。

お前、というかお前と阿良々木かな、後は忍野忍と羽川って奴もか。 要はその辺の連中が千石撫子の問題を解決しようとしている時に、 つまり、俺に騙しの仕事を依頼する前に誰かに邪魔されたことはあるか? 邪魔、というか警告されたりしたことはあるか?という意味の質問だと思ってくれていい。 例えば、手を引けと書かれた手紙が届いたとか。

俺は仕事の報告を兼ねて今日あった出来事を戦場ヶ原に教えるのだった。 とは言え、勿論その全てではない。 ただ、斧乃木の事、それに臥煙先輩の事はここでは言わざるを得なかった。

暫く前にその街に来ていたらしいが、お前会っているか?

あぁ、なんだお前も知っていたのか。じゃあ臥煙先輩はじゃあ阿良々木や羽川?とかに言っているわけか? 俺に対して言ったように手を引けと。

そりゃそうだ。

ふん。

だろうな。俺にも強要はしなかった。

海外?忍野を探しにか? まぁ、じゃあいい。ともかく臥煙先輩は俺が失敗することを恐れているらしい。 あり得ない事だが、俺がお前の依頼を完遂できず千石撫子を騙せなかったパターンを。

いや、つまり騙そうという策略そのものに千石撫子が逆上することを恐れているという意味だと思う。

あぁそうだな、その通りだ。 なんだ、手を引いてほしかったのか?

300万円以上の金をせしめる算段など立てる必要はないだろう。 俺はすでにその金を手に入れたんだから。

仕事を続けようと辞めようと同じ額がもらえるのだから、そりゃ続けるさ。 簡単な理屈だ。

それは子供の理屈だな。大人はそう簡単には仕事を投げ出さない。

とは言え臥煙先輩の事はもういいんだよ。 済んだことだ。あの人俺が300万円を受け取っておきながら手を引かないからといって実力行使に出るようなタイプじゃない。 同じ忠告を2度する人でもない。 だから不思議なんだよ。 ホテルの俺の部屋に留守中侵入し、同じメッセージを書いた手紙を置いていったキャッツアイはいったい誰なんだろう?

ん?

なるほど、検討に値する推理だな。 尾行者はこの件とはまるで無関係な別件な奴かも知れないがな。

いつものことだ。気にならん。 むしろいつもの事の方が俺にとってはありがたいな。 せっかく簡単にまとまりそうな仕事がここにきてややこしくなるのは困る。 で、お前に電話した訳だ。ひょっとして心当たりがあるんじゃないかと思ってな。

言わなくてもバレることはあるだろう。 例えば阿良々木家の廊下で俺と話しているのを誰かに聞かれたとか。

おいおい、阿良々木はそんな真似をする奴ではないだろう。

そうだな。ま、なんにしても念のために調べておくかぁ。 その手紙の差出人は臥煙先輩と違って千石撫子を騙す上で俺の邪魔をしてくるかもしれないしな。

あぁそうだ。筆跡は意図的に特徴を消している感じだった。

心当たりはないんじゃなかったのか?

うん、その用心深さは悪くないが不可能だな。 その手紙はすでに破いて捨てた。

トイレに流したからつなぎ合わせることも不可能だ。

証拠?俺は警察じゃないぞ。それにお前は良く知っているだろう。 俺はいらない物や不愉快な物は手元に残さずにさっさと捨てることにしているんだよ。

なんだ?お前俺に捨てられたのか?

ま、俺の部屋につまり俺に出されていた手紙だ。 仕事の一環として俺が何とかするからお前は気にしなくていいし、お前は何もしなくていい。 阿良々木とイチャついていろ。

それは心がけというよりも、俺が手を引いたりあるいは裏切って逃げたりした場合を想定してということだろう。 懸命だ。ま、何をしているかは聞くまい。

なんだ?

あぁ、いや嘘偽りはある。 勿論100回もあの階段を登るつもりはない。 ただ、1月の末までは毎日通おうと思っている。

だから出費はおよそ30万円といったところだな。 必要経費ではあるが臥煙先輩からの手切れ金で十分に足りる。

戦場ヶ原、なんだお前妬いているのか?

悪かった。

お前、千石撫子とは以前から知り合いだったのか?

なのにどうして魔性だと断言できる? 俺はただの馬鹿だと感じたぞ。

分かったよ。お前からのありがたい忠告、聞いておこう。 そうだな、毎日は会いに行かない方が良いかもしれないな。


ウロボロスでのあやとりなんて人生で1回経験すればたくさんだ。

あやとりの紐を買った後、俺はついでに何か買っていくことにした。 賽銭箱に1万円札を入れればあの蛇神様は撫子だよーと楽しげに登場するのだろうが しかし戦場ヶ原からそれをキャバクラに通っているみたいと言われたのを もしかすると俺は気にしているのかも知れなかった。 考えた末俺は日本酒を買って行くということにした。 キャバクラで働く憧れの女性になかなか地酒を買って持って行く男もいないだろうという判断だ。 女子中学生に日本酒を飲ませるつもりかという倫理的な非難はこの場合当たらない。 あいつはもう女子中学生でもなければ人間でもない、神様である。 御神酒あがらぬ神はなしと言う。 むしろこの日本酒を飲まないくらいだったらあいつは神様失格ということになり ある意味問題は解決するとさえ言える。

構わん。

今日の分だ。あと、差し入れだ。

いける口らしい、残念ながら神様のようだ。

米からできているのが日本酒、大麦からできているのがビールだよ。

ほら、持ってきたぞ。

暇つぶしと言うがな千石、あやとりもなかなか奥が深いんだぞ。


俺は貝木泥舟という。といった自己紹介はあまり必要なさそうだな。 さしずめ戦場ヶ原や阿良々木から俺の事は聞いているとかかな。

子供がそこまで畏まった言葉遣いをするものじゃないぞ。 俺に話があるんだろ?聞くよ、聞かせてもらうよ。 俺の方もお前に話がないでもない。

俺は戦場ヶ原から、お前は今海外にいると聞いていたんだが、あれはなんだ? 俺とお前との接触を防ごうという、つまり戦場ヶ原の嘘ってわけだったのか。

ほぅ。

突破口。

目を盗めるというのは誰のだ?千石撫子のか?

そうだな、お前は臥煙先輩から直接忠告を受けたと聞いている。 何と言うか災難だったな。

一瞬戻って、そんな貴重な時間に俺と接触する意味があるのか?

俺は構わないがしかし。

なぁ羽川お前は俺に話があるし、俺もお前に話がある。 だからそれについて話をするのはやぶさかじゃない。 というか望むところなのだがその前に意志の統一を図っておいていいかな?

あぁ、どうも今回の件じゃ色んな奴が色んな事を考えて様々な思惑が交錯しているようなのでな。 俺のような仕事を生業としている者には人の気持ちが1番大切なんだ。

だから知っておきたい。羽川、お前の立ち位置は戦場ヶ原や阿良々木を助けるって方向で良いんだな?

神に誓うか?

お前は聞かないのか?

お前からは俺に対して何も聞かないのか? 俺の立ち位置、というか俺の気持ちってやつを。 依頼人である戦場ヶ原はえらく気にしているぞ。 お前はそれを俺に確認しないのか? どうして俺が戦場ヶ原の依頼を受けたのか? そして本当にその依頼を全うする気があるのかどうかを。

待て。どうして聞かない? 俺の気持ちなどお見通しとでもいうつもりか?

そんなことは聞くまでもないということか。 ふんっ、どうやらお嬢ちゃん、お前は何でも知っているんだな。

いいだろう。

本題に入ろう。お互いに情報交換ってやつをしようじゃないか、羽川。

【第25話 ひたぎエンド 其ノ伍】こうして俺はようやくこの数か月の間にあの街で起こったあれやこれやを正確に把握したのだった。 羽川から聞いたお陰で、少なくとも戦場ヶ原から聞くよりは事態を客観的に把握できた。 千石撫子が神様になった経緯や、その際に起こった被害なども詳しく知ることができた。 それに臥煙先輩が臥煙伊豆湖があの街で何をしたのかも。 まさかあのヴァンパイアハーフエピソードまで引っ張り込んでいたとは、ほとんど滅茶苦茶である。 ふん、何と言うかあれだな、その話を聞く限りキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが来たからあの街が霊的に乱れたというよりは、あの街が霊的に乱れていたからキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードが引き寄せられたとみた方が正しそうだな。

罪のない1人の女子中学生ねぇ。

いやいや。 そう言えばお前は千石撫子と接点を持っているのか? 持っているとすればどのような印象を受けたんだ?

相手にされてない?クラスで無視されていそうとか、そういうことか?

それを俺に期待するなよ? 俺が受けている依頼は千石撫子を騙す事だ。

ただ千石撫子を救うというのが、千石撫子を人間に戻してやるという意味なら一考しておけよ、羽川。 神様になった千石撫子とお前はまだ話したことがないんだと思うが、あいつは今幸せそうだぞ。

そうか。

まぁそう思うのならそう思っていればいい。 俺があいつを騙した後、あいつを助けてやれ。

なんだ?この状況で今更失礼もないだろう?

変な言い回しだな。戦場ヶ原にも言ったがあの娘を騙すことは容易いよ。 心配するな、羽川。俺はあらゆる書類に判子を付かない男だが、しかしそこだけは太鼓判を押せる。

あいつに家族なんていないよ。俺にもいないがな。それがどうかしたか?

あいつには兄も弟も姉も妹もいない。いないよ。 元々いた家族がいなくなったんじゃなくて、家を出たとかそういうことじゃなくて、あいつは元々天涯孤独なんだよ。

そんなものがあったのか?クローゼットねぇ。気付かなかった。

何が入っていたんだろうな。

そうじゃない、何の役にも立たないくだらない物だ。 危うくそう言いかけて、俺は寸でのところで踏みとどまった。 不思議だ。どうして言いかけてしまったのだろう。あんなくだらない物。


それからしばらくは蛇神様、千石撫子のおわす北白蛇神社に通うだけの地味な日々が続いた。 俺は毎日のようにというか、本当に毎日北白蛇神社に行って千石撫子と遊んでやった。 参拝なのに遊んでやった、というのはえらく不遜な物言いだが、 しかしその言い方が1番適格だという気がするのだから仕方がない。 どうやら千石撫子は日本酒が気に入ったようなので、俺は何日かに1度の割合で一升瓶を下げて神社へと向かった。

羽川から忍野が街に滞在していた時宿にしていた学習塾跡の廃墟があるらしいということを聞いて1月の中ごろ、 ちょっとした気まぐれで俺はその場所を訪れた。

もっとも建物自体がなくなっていたのでその目的に関して言えば、 あまり満足のいく結果になった、とは言えないのだが。 ただ、面白い偶然があった。 俺は空き地となったその場所で、偶然知り合いの沼地蠟花という少女に会ったのだった。 何年か前、別の街であった子供だが、なんとこの街の人間だったのか。 それはいずれ役立ちそうな情報だった。 例えば将来神原駿河とかかわりを持つ時とかにな。 そして1月が終わった。


2月になった。予定日である。

あぁ、いよいよそういうことだ。

緊張しなくていい。今日の夜に電話をかける。それが最後の報告になるだろう。 後は阿良々木と祝杯をあげる準備でもしておくんだな。

何かあったのか?

それは、俺も同じ気持ちだな。 お前とこうやって密に連絡を取れるのは2年前を思い出してなかなか楽しかったよ。

いや、その必要はない。悪い冗談はよせ。 あぁ、でもこれはアフターフォローってわけでもないんだが、戦場ヶ原。

念の為に繰り返しておくんだが、お前阿良々木にはしっかりと言い含めておけよ。 今は受験勉強で忙しいかもしれんが、俺が千石撫子を騙したところで その後あいつがのこのこ北白蛇神社に千石撫子に会いに行ったりしたら、その時は全てが台無しだぜ。

恋人だろう?だから他に手がないのなら、もう冗談じゃなく、私の為に我慢してとか、 私と千石ちゃんとどっちが大事なの?とか、そんな風に甘えて説得しろよ。

だろうな。 じゃあ、だったらいきなりじゃなく言えばいい。 俺が1月を丸々使って千石撫子に取り入ったように、お前は2月を丸々使って阿良々木に取り入ればいい。

駆け引きなんかしたことねえよ。 ま、差し当たりタイムリミットはなくなったんだ。 もしも千石撫子を救いたいというのであれば、それはお前たちが大学生になった後でも遅くはないだろう。 なぁ戦場ヶ原、1つ聞いていいか?

お前、阿良々木のどこが好きなんだ?

よく分かんねぇな。 今はそんな風に熱が入っていて、お前は阿良々木の為なら自分の命も犠牲にするほど入れ込んでいるみたいだが、 どうせ大学生になったらあっさり別れたりするんだぜ、お前達は。

とにかくおめでとう。大好きな阿良々木共々生き残れて良かったな。

ふっ、つもりだな。 心配無用だ。お前が学校から帰ってくる頃にはすべてが解決しているよ。

なんだ?

おぅ。

安心しろ。俺は約束を破った事がない。


今更何の用だ?俺は臥煙先輩には縁を切られたはずだが。

揺るげよ、そこは。 貝木と呼べ。

臥煙先輩に言われて来たのではないのか?

こんな偶然があるっていうのは世の中ってのは不思議なもんだな。

この世を生きやすいと思ったことなんて1度もないさ。 自分の人生を安いと思ったことなら何度かあるがな。 臥煙先輩にだって敵対勢力がないわけでもないんだ。 そいつらを適当に騙しつつ暫くは凌いでいくさ。

どうやら、何か誤解があるようだな。訂正しようとは思わないが。

ふん。

面白い見方をするなぁ、お前は。 俺はただ行きがけの駄賃に、仕事中目についた俺の取り分をピンハネしようとした宗教団体にちょっかいをかけてみただけだというのに。 だがまあ、大した金にならなかったのも事実だし、どう思ってくれてもいいさ。 そんな良い奴だと思われて俺が損をするわけじゃない。あれは仕事としては失敗だった。

あんな先輩に先輩面されるのは気に入らないな。

あぁそうそうその通り。実は俺はとても良い奴だったんだよ。 そういう子供を想う心優しい奴だったんだ。 悪ぶってるだけの奴だったんだ。詳しいじゃないか、よく知ってるなお前。 でも人に言うなよ。恥ずかしいから。

そうそう、そうなんだよ。いやぁ理解できていなかったな、あの頃の俺。 同じ失敗を繰り返さないように気を付けないとな。 うん、長い人生、これからも頑張っていこう。

そうだ、俺は一生こういう性格だ。

自分で自分が何をやっているかわかっている奴なんているのかよ? お前だってどうして俺とこんな話をしているのか、どうして俺にそんな話をしているのか、わかってないんじゃないか?

そうか。

戦場ヶ原ひたぎと初めて会った時、つまり2年前、俺は彼女の事を脆そうなガキだなと思った。 その感想は今も変わらない。脆く危ういと思った。 だからこそ今のあいつは奇跡だと思う。 あんなに壊れやすそうな人間が2年前も、今も、18年も、ずっと壊れずに来たというのは。 母親は壊れた。だが娘は壊れなかった。 これからどうなるのかは分からないが、しかし、少なくとも今この時に壊れることはない。 俺が千石撫子を騙すからだ。


おぉ、願い事。

願い事っていうのは、しかし人に言ってしまった瞬間叶わなくなってしまったりするよな?

初詣とかじゃな、自分の願い事は他の人には教えないものなんだよ。 言ったら願いが叶わなくなるつってな。

言葉なんて信用ならないからだろう。 口に出して誰かに逝ってしまった瞬間にそれは気持ちとはすれ違う。 言葉なんてのは全部嘘で全部ペテンだ。 どんな真実だろうと語った瞬間に脚色が入る。 あるように、ただあるように願いたければ、ただ願いたいのならその願いを決して口に出しちゃあいけないのさ。

そうだな。だから、だからその願いはかなわない。 お前がそんな願いをしゃべり続けたから、もうその願いを叶えることはできない。

俺は今日それを言わなくちゃいけないんだ。 それをお前に教えてやらなくちゃいけないんだ。 お前が殺したいと言っていた阿良々木暦はそれに戦場ヶ原ひたぎも忍野忍も昨日の夜交通事故で亡くなったんだよ。

【第26話 ひたぎエンド 其ノ陸】千石撫子がこうもあっさりと俺の嘘を看破したのは、そもそもこいつは俺のことなんてまるっきり信用していなかったということだ。 だから騙すも何もなかったのだ。 俺はもっと心の問題を重視すべきだったんだ。 ここまでこの娘が心を閉ざしていたとは思わなかった。 心の闇ではなく闇の心だった。 誰の事も相手にしていない。

んっ。

美しい。

はぁ?誰に言っている? そして何を言っている? まるで自分は1度も嘘を吐いたことのないような言い草だな。 お前だって周囲のすべてを騙してきたくせに。

お前には誰かの願いを叶えるなんてことはできないよ。 お前、神様になったからって、自分の事を特別な存在だなんて勘違いしているんじゃないのか?

ぅん。

ぅん。

そう、おっ。

そうじゃ、ないな。

結局、お前は今に至ってもまだ、神様になってもまだ、昔と同じように、人間だった頃と同じように周囲にいいように振り回されているだけなんだよ。 可愛い可愛いともてはやされているように、神様神様ともてはやされているだけなんだ。 お前がお人形さんなのは今も昔もちっとも変わらねえよ。 そういうところ、俺の知っている女は違ったぜ。 あいつは神様に救われることを拒否したぜ。 楽になる事を、幸せになる事を拒絶したぜ。 俺はな、あいつはそのままの方が良いと思っていた。 なのに、あいつはあくまで神に頼らない生き方を選んだんだ。願ったんだ。 成り行きとか、出会い頭とか、何かのせいとか、そういう心地よさそうなのを全部否定してきた。 いろいろ気を回してやった俺を逆恨みする有様だぜ。 なぁ?お前とは大違いだろう?

扇?

そういえば分からないことがあった。 どうして彼女が、阿良々木が臥煙先輩から預けられていた、託されていた、神様の素のありかを知っていたのだろう? まさか、それを促したという誰かがいたというのか? 千石撫子を神様に仕立て上げた誰かが。 貝木さんも、ならば他にも千石撫子を騙そうとしただれかが、いつかどこかにいたということだ。 千石撫子を騙し、可愛がらずに神様に仕立て上げた誰かは、扇?

ぅ、あっ。

阿良々木は別に俺の行動とは関係がねえぜ。

千石、お前神様になんかなりたかったわけじゃないって言ったよな?

なりたくてなったわけじゃないって。

じゃあ、お前漫画家になりたいのか?

ぶっ。

あぁ見たぜ。見たんだ。10円玉でクルっと回して鍵を開けてな。 お金ってやっぱ大切だよな?

上手いじゃねぇか、絵。 しかもその内容が凄いって、なんだよあの蕩けるようなご都合主義のラブコメは? 80年代かよ。あんな男が現実にいるかよ。馬鹿馬鹿しい。 しかも展開的には結構エッチだったりしてな。

設定資料集もかなりの分厚さで、圧倒されたぜ。 しかしまぁ、設定盛りすぎだろ?あれはもうちょっとスマートにした方が万人受けすると思うぜ、俺は。

俺を殺しても無駄だぜ。 考えてはみなかったのか? いくらお前を猫可愛がりしているお前の親だって行方不明が続けばいずれはあのクローゼットを開けるぜ。 ま、でも今すぐ神様を辞めて人間に戻り部屋に戻れば問題なく自分の手で処分できるんじゃないのか? 見られるのがそんなに恥ずかしいんだったら。

そんな理由で、ねぇ。

じゃあお前、ぶっ、どんな理由なら、ぶっ、神様を辞められるんだ? 誰に話を聞いてもよ、戦場ヶ原から聞いても、羽川から聞いても、両親から話を聞いてさえ、 お前があんな趣味を持っているだなんて情報はなかった。 そこまでお前はかたくなにあれらの恥ずかしい創作物を隠しきったんだ。 お前は誰にも言わなかった。 それはつまり、おまえにとってそれが本当の夢だからだろう。 本当の願い事は他人にも、神様にも言うもんじゃないからな。 神様になったお前は幸せなんだろう。楽しいんだろう。だけどお前、神様になりたかったわけじゃないんだろう? たった半年待つだけの事であやとりに熱中してしまえるほど暇を持て余しているんだぞ? 阿良々木達を殺した後、一体どうするつもりなんだ? どれだけ幸せだろうと朽ちるのを見守る番人でしかないぞ、お前は。 貧乏くじだ。

お前は、神様になりたいわけでも、幸せになりたいわけでもなかった。 漫画かになりたかったんだろ?だったら何でならないんだ?

自分で作ったものをそんな風に言うもんじゃないぞ、千石。 創作は恥ずかしいものだし、それに夢も恥ずかしいものだ。 それは仕方がない。当たり前のことだ。 だが、少なくともそんな風に自分で卑下していいものじゃないんだぞ。 それに上手かったじゃないか。才能ってやつがあるんじゃないのか?お前。

だが、なろうと思わなきゃなれないものだぜ。 神様とか幸せとかと違って、それに神様ではなれないものだ。人間じゃなければ 千石、俺は金が好きだ。 なぜかと言えば、金は全ての代わりになるからだ。 物も買える。命も買える。人も買える。心も買える。幸せも買える。夢も買える。 とても大切なもので、そしてその上でかけがえのないものではないから好きだ。 逆に言うと俺はな、かけがえのないものが嫌いだ。 これがなきゃ生きていけないとか、あれだけが生きる理由だとか、それこそは自分の生まれてきた目的だとか、 そういう希少価値に腹が立って仕方がない。 阿良々木に振られたら、お前に価値はなくなるのか? お前のやりたいことはそれだけだったのか? お前の人生はそれだけだったのか? あのなぁ、千石。 あのなぁ、千石。 阿良々木と付き合うなんてかったるい事は代わりにどっかの馬鹿がやってくれるってよ。 だからお前は、そんなかったるい事は終わりにして、他のかったるい事をやれば良い。 やりたいこともしたいことも他にいくらでもあるだろう?あっただろう?違うか?

なぁ、千石お前にとって阿良々木以外の事はどうでもいいくだらない事だったのか? 両親の、あの善良な一般市民の事は好きじゃなかったのか? お前の中の優先順位で、阿良々木以外は全部ゴミか?

ならばどうしてだ? どうして阿良々木だけが特別扱いになる? あいつはお前の分身か何かなのか?

色々調べた。だが、そうだ、何も知らない。 重要なことは何も知らない。お前の事はお前しか知らないんだから。 だからお前の事はお前しか大切にできないんだぜ。 そしてお前の夢もお前にしか叶えられない。

良いんだよ、人間なんだから。 かけがえのない、変わりのないものなんかない。 俺の知ってる女はなぁ、俺のよく知ってる女はな、今している恋が常に初恋だって感じだぜ。 本当に人を好きになったのは今が初めてって感じだぜ。 そして、それで正しい。そうでなくっちゃ駄目だ。 唯一の人間なんて、かけがえのない事柄なんてない。 人間は人間だからいくらでもやり直せる。 いくらでも買いなおせる。 とりあえず、俺がくれてやった金で本格的な画材でも買いに行けよ。

あぁ、お前ならきっとなれるさ。 騙されたと思ってチャレンジしてみな。

こいつめ。


臥煙先輩に頼まれてな。 この娘を除霊していたところだ。 今回は詐欺師としてではなく、ゴーストバスターとしての仕事というわけさ。 この街に来たのはルール違反だが、しかし詐欺師としてではないから良いだろう。

お前の妹にしたのと同じことだ。

そう、もっとも今回は蜂じゃないがな。 千石、千石撫子の場合は蛞蝓だ。 蛞蝓豆腐。最も蛇神を封じられるほど強力な怪異ではない。 相変わらずのでっち上げられただけの偽物の怪異だからな。 千石撫子自身にぬらりと生きる蛞蝓を受け入れる気持ちがなければこうも拮抗はしなかった。

当たり前の事さ。 当たり前の事を言ったんだ。

恋愛だけがすべてじゃないとか。 他にも楽しみはあるとか。 将来を棒に振るなとか。 皆恥ずかしい青春を送ってきたとか。 暫くすればいい思い出になるとか。 そういう大人が子供に言うような、当たり前の事を言ったんだ。 だから何をしたかと問われれば、俺は当たり前の事をしたまでだ。

うるさいな、引っ込んでろよ阿良々木。 わきまえろ。お前が千石の為にできる事なんか何もないんだから。 お前が臥煙先輩から託されていたというお札はコレか?

そうか、ほれ。 今度は間違うなよ。これを使うべき相手を。

どこにも何も、俺は本来この街にいちゃ駄目なんだよ。 こんなところにいることがバレたら戦場ヶ原に殺されてしまう。 ちゃんとその子を家まで送ってやれよ、阿良々木。 蛞蝓豆腐は3日もすれば自然に離れるから、その後の心配もしなくていい。 どうしても離れないようなら塩でもかけろ。 そして後は、お前は一生その子に関わらないようにしてやるんだ。 いいな?さっさと思い出になってやれ。

分からないのか?お前はその娘の為に何をしてやることもできないんだよ。 お前がいたらその娘は駄目になるだけだ。 恋は人を強くすることもあれば、人を駄目にすることもある。 戦場ヶ原はお前がいたから多少は強くなったんだろう、しかし千石撫子はお前がいたなら駄目になるだけだ。 戦場ヶ原は俺がいたから駄目になった。それをお前が強くした。 ま、だから今回は適材適所というか、その借りを返してやったみたいなもんだ。

さぁな。さっきまで幸せだったみたいだが、別に幸せになることが人間の生きる目的じゃないからな。 幸せになれなくとも、なりたいもんになれりゃ良いんだし。 けどまぁ、なんにしても生きてりゃそのうち良い事あるんじゃねえのかよ。じゃあ、また会おう。


まぁ最低限のごまかしはしておいてやったから後始末は任せるよ。 老兵はただ去るのみ。あとは子供たちの時代だ。

これでお前とは終わり、ジ・エンドだ。

それじゃ。

駄目だ。

ふん、俺はそう思っていたな。

そうだな。で、それがどうした?

そうだな。お前は手紙を出すときには署名を忘れないように気を付けろ。

何のことはない。ホテルの部屋に差し込まれていたあの手紙の差出主が戦場ヶ原ひたぎであることなど見抜いたところで褒められるものではない。 ではどうして自分で依頼しておきながら、自分で手を引けなどと言ってきたかといえば、それはあいつが俺の事を良く知っているからだ。 手を引けと言われれば手を引きたくなくなってしまう俺の性格を戦場ヶ原ひたぎはよく知っているからだ。

しかし戦場ヶ原はともかく、臥煙先輩は本当はどこまで計算ずくだったのだろうか? 手を引けと言われれば、手を引きたくなくなるおれの性格を戦場ヶ原以上にあの人は知っているのだから、 ひょっとして、300万円という大金を俺に対して支払ったのは単なる資金援助という目論見があったのではないだろうか? 俺はあの女に、あの先輩にいいように踊らされただけではないのか?

それにしてもと思う。しかし、忍野の奴はこんな時にいったい何をしているのだろうか? あのお人よしが、子供の前では格好つけたがるあの男が、姿を現さないなんてことが果たしてあるだろうか? あいつは一体、今どこで何をしているのだ?

うっ、か。

そうだ、前に俺がこの街に来た時に騙した大量の中学生のうちの1人だ。 なんだこいつ、呪い返しにでもあったのか? ならばこの中学生が事の発端である千石におまじないを仕掛けた中学生なのかも知れない。 そういえば尾行者の方の正体は厳密には未だ不明のままだったな。 ならば尾行者はこの中学生だったのか?いや、違う。 人を尾行できるような正気が、こいつにあるとは思えない。 そう言えばさっき誰か人名を言っていなかったか?扇。誰だそれは? どこかで聞いたことの気のする名前だったが、俺はそれ以上考えることはできなかった。

地獄の沙汰も金次第という。 貯金のない俺だから、最後にいくらか小銭を稼いでおいて本当に良かったと心から思った。

貝木泥舟全セリフ1


♦︎ 僞物語

【第3話 かれんビー其ノ参】(06:46)

ふぅむ、お前はこの家の子供かな?

あぁ、すまない、名乗り忘れた。 見ず知らずの人間に対するその警戒はひどく正しい。大切にするがいい。 俺は貝木という。

そう、貝塚の貝に枯れ木の木だ。

そこまで説明しなくていい。 それは聞いたばかりの名だ。

ただし俺が枯れ木だとすればお前は若木なのだろうがな。 ふぅ、お前は最近の若者にしては礼儀正しいな。それに気遣いのできる男だ。面白い。 ただし、俺に対してはそこまでの気遣いは無用だ。 この家にも特に用があったというわけではない。 ただし、臥煙の女の忘れ形見がここで暮らしているという話を聞いてしまったのでな。 何をするわけでもないが少し様子を見てみようと思っただけだ。

しかし無駄足だったな。ほとんどオーラを感じない。およそ1/3といったところだな。 これならば放置しておいていいだろう。いや、放置しておくしかあるまい。 残念ながら金にはならん。

今回の件から俺が得るべき教訓は、真実などたとえ思い通りであったところで場合によってはくだらないということだ。

【第5話 かれんビー其ノ伍】(05:20)

ようこそお嬢さん。俺は貝木。貝塚の貝に枯れ木の木だ。 お前の名前を聞こうか。

良い名だな。親に感謝しておけ。

それでお前はどちらだ? おまじないを教えてほしいのか?それともおまじないを解いてほしいのか? 前者なら1万。後者なら2万だ。

殴りに来た…ほぅ、つまり俺を嘘のメールで呼び出し罠に嵌めたということか。 なるほど、みごとな手際だ。 もっとも、お前の手柄とは思えないな。 お前のような短絡的な人間が俺の地点までたどり着けるとは思えない。

そうはいないはずなんだ。 こうして俺と対面できるところまで到着するなどやや常軌を逸している。

何が迷惑だ? 俺はお前たちの望んだ物を売り渡しているだけだぞ?その後は自己責任だろう?

どういうつもりか?深い問いだなぁ。 しかし残念なことに俺は深い問いに対して浅い答えを返すことになる。 それはもちろん金のためだ。

世の中というのは金がすべてだからな。 お前はどうやら下らん正義感でここに来たようだが、惜しいことをしたものだ。 その行為、依頼人から10万は取れる。 今回の件からお前が得るべき教訓は、ただ働きは割に合わない、だ。

そうか…誰かに頼まれておくべきだったなぁ。

若いなぁ。決して羨ましいとは思わないが。 どうした?震えているぞ。阿良々木。

阿良々木、お前は俺の目的を聞いたな? 今度はお前の番だ。お前の目的は何なのだ?

殴るだけか?

暴力かぁ。

これでも大人だ。それにアコギな商売になるのは当たり前だ。俺は詐欺師だからな。

別に。子供が相手だから騙しやすい。それだけのことだ。 しかし阿良々木よ、俺のやっている事を辞めさせたければ殴るのも蹴るのもとりあえずは無駄だな。 それより金を持ってくるのが手っ取り早い。 この件に関する俺の目標額は300万だ。 根を張るまでに2か月以上かけている。最低でもそれくらいは儲けないと割に合わない。

あいにくだがこれでも人間だよ。 大切なものを命を賭して守りたいと思うただの人間だ。 お前は善行を積むことで心を満たし、俺は悪行を積むことで貯金通帳を満たす。 そこにどれほどの違いがある?

そう、違いなどない。 お前はお前の行為によって誰かを幸せにするかもしれない。 しかしそれは、俺が稼いだ金を浪費して資本主義経済を潤すのと何ら変わりはないのだ。 今回の件からお前が得るべき教訓は、正義で解決しないことがないよう、金で解決しないこともないということだ。

俺の被害にあった連中にしてもそうだろう。 連中は俺に金を払った。それは取引の対価として金を認めたということだ。 お前だってそうだろう?阿良々木。それともお前はそのジャージを買う時金を払わなかったのか?

殴られたくはない。蹴られたくもないなぁ。痛いのは嫌いだ。 だから、お前には蜂をプレゼントしよう。

効果覿面だな。随分と思い込みの激しいタイプと言える。 今回の件からお前が得るべき教訓は、人を見たら詐欺師と思えということだ。 人を疑うということを少しは覚えるのだな。 俺が許しを請うとでも思ったのか?だとすれば愚かだ。 俺を改心させたくば金を積め。1,000万円から議論してやろう。

悪いことだよ。もちろん有料だ。金は貰う。4,000円か。まぁいいだろう。 さっきの話の分はサービスしておく。 電車台として小銭くらいはぉ…なんだ定期券があるのか。ならば小銭も不要だな。 少しすれば毒が定着し動けるようにはなる。携帯を使って助けを呼ぶことを勧めるよ。 俺はその間にトンズラするとしよう。 もちろん商売は続けさせてもらうが、しかし、直接顧客と会うのはこれからは避けた方がよさそうだな。 良い教訓になった。ではさらばだ。

【第7話 かれんビー其ノ漆】(09:45) (00:00)(11:49 買手機預告)

お前は臥煙の忘れ形見の家の前であったかな? 妹の意思返しか。今どき随分と珍しい漢気のある子供だ。 しかし魅力がなくなったなぁ戦場ヶ原。普通の女子になっている。

俺は会いたくなかった。普通の女子になったお前になど、決して。 前に合った時のお前は闇のように輝いていたぞ。いや、悟っていたと言うべきなのか、実に騙し甲斐があった。

よせ、話し合おう。俺は話を聞く。その為に来た。 お前たちも話をしに来たのであろう?違うか? よろしい、わかった。もう中学生をたぶらかすのは辞めよう。 これ以上のおまじないを広める事はもうしない。 あの元気のいいお嬢さん、お前の妹の事なら心配することはない、阿良々木。 アレは瞬間催眠と言うやつだな。 崩れている体調も三日もすれば治る。 それから戦場ヶ原、お前の母親の事については正式に謝罪しよう。 お前の父親から巻き上げた金銭にしてもできる限りの返却に努めよう。

そうか。そういえば謝罪の言葉をまだ口にしていなかったな。それに、命乞いの言葉もだ。 悪かったな、実にすまない、お前たち、とても反省している。悔いるばかりだ。

そうかもしれない。

そのようだな。そしてその辺りが普通になったと言っている。 昔のお前なら絶対に我慢などしなかった。

そうかぁ、それは助かる。 俺は金遣いが荒くてな。貯えなどなどほとんどない。 お前に金を返す為、新たな詐欺を働かなくてはならないところだった。

わかった。 どうした阿良々木?なぜ俺をそんな目で見る? お前は俺に妹を痛められている。もっと恨みに満ちた視線をこそ俺に向けるべきではないのか?

それは違う。あの娘のミスは一人で俺に会いに来たことだ。 俺をつるし上げたかったのなら、今お前たちがそうしている様に複数名で来るべきだった。 それ以外の点においてあの娘は概ね正しい。 それとも阿良々木、お前はあの娘を愚かだと断定し、あの娘を愚かだと否定するのか?

強くはない、と?確かに強くはない。 だがあの娘のやさしさは否定するべきではなかろう。 それに、ああいう娘がいないと、詐欺師としては商売あがったりだ。

戦場ヶ原、お前は俺を誤解しているな。 いや、誤解ではなくむしろ過大評価だと言うべきか。 お前が敵視するこの俺は、ただのさえない中年だよ。 詐欺師としても至極小物のわびしい人間だ。それともお前には俺が化け物にでも見えたか?

そう、その通り。俺は偽物だ。 俺は大した人間ではない。そしてお前も大した人間ではない。 俺は劇的ではなく、お前も劇的ではない。 阿良々木、お前はどうなのかな? 俺はお前に質問してみたい。お前の人生は劇的か?悲劇的か?喜劇的か?歌劇的か? お前の影からはどうも嫌な気配を感じるのだが。 それにどうやら妹の被害を半分ほど引き受けているようだ。正気の沙汰ではない。 金ももらわずよくそんなリスキーな真似をする。

どっちとは?

ふん。これは思いのほか下らん質問が来たな。 興が削がれる。阿良々木、例えばお前は幽霊を信じるか? 幽霊を信じはしないが、幽霊を怖がるという人間の心理は分かるだろう。 俺もそれと似たようなものだ。だからお前の質問にはこう答えよう。 怪異など俺は知らない。しかし、怪異を知る者を俺は知っている。それだけのことだ。 正確には、怪異を知ると思い込んでいる者を知っているだけなのだがな。 囲い火蜂。囲い火蜂の事をお前は知っているか?

正解だ。ただし間違っている。 囲い火蜂は江戸時代に著された文献、東方乱(みだれ)図鑑の15段に記載されている怪異談だ。 しかし根本的な話、室町時代にそんな病が流行っていたという事実はない。 偽史というやつだ。その作者の書いたデタラメを愚かにも後の世の人間が信じてしまったのだよ。

お?

当然だ。囲い火蜂など存在しない。怪異など存在しない。 ならばその被害も存在してはならない。 お前たちがあると思うから、そこにある気がしているだけだ。 ハッキリ言おう。お前たちの思い込みに俺を付き合わせるな。迷惑だ。

ましてお前が半分引き受けているのだからな。 完治まで3日もかからないかもしれない。 どんな方法をとったかは知らないが大したものだ。 だがそれだけに阿良々木よぅ、お前と俺とは相容れないのだろうな。 水と油どころではない。火と油だ。

さて、お互い火という感じではなさそうだが。 ではルビジウムと水と言い換えようかな。 この場合俺がルビジウムだ。

おわ?

酷い事をする。 これでは中学生の子供たちに対するケアもできないな。 顧客の連絡先もわからなくなってしまったのだから。

騙すだろうな。俺は詐欺師だ。償いだって嘘でする。お前らは理解したくないだろうがな。 俺にとって金儲けとは損得ではないのだ。

俺のそういうところがどうなんだ?

無言か。本当につまらん女に育ったな、戦場ヶ原。 昔のお前は劇的ではなかったにしろ最高ではあったぞ。今のお前は本当につまらん。 贅肉にまみれ、重くなったな。

ぉっおお、なんと。お前たちはそういう関係か。 そうかそうか、そういうことか。ならばもう何も言うまい。馬に蹴られて死ぬ気もない。 それでいいと言うならば償いもしない。 俺もあえて金にならない事はしたくないからな。 この街から黙って消えよう。明日には俺はもういない。それでいいだろう?戦場ヶ原。 そうそう戦場ヶ原、良い事を教えておいてやろう。

かつてお前に乱暴しようとした男の話だ。 車に轢かれて死んだらしいぞ。 お前とは何の関係もない場所で、お前とは何の関係もなく、そして何のドラマもなく。 お前が気に病んでいる過去などその程度だ。 決別するだけの価値もない。 今回の件からお前が得るべき教訓は、人生に劇的なことを期待してはならないということだ。

戦場ヶ原、事を平面的に捉えるな。 ひょっとしたら俺がお前の事を忘れていたという事の方が嘘なのかもしれないだろう。

嘘だろうとどうだろうと、所詮この世に真実など存在しない。 心配するな。お前がかつて俺に惚れていた事など別に浮気には値しない。

今の恋人に対し誠実であろうとするあまり、俺を逆恨みされても困る。 繰り返そう、過去は所詮過去にすぎん。 越える事にも追いつく事にも価値はない。 お前ともあろう女が下らん想いに縛られるな。 せいぜいそこの男と幸せに過ごせ。さらばだ。

【第10話 つきひフェニックス其ノ參】(00:20)

いわゆる野暮用だよ。ただの下らん野暮用だ。 阿良々木、お前が気にするようなことではない。 いずれすぐに消えてやる。

そう急かすなよ。 お前達に2度と会いたくないのは俺の側も同じだよ。 お前達のせいで俺は大損こいたんだからな。

知りたいか?教えてやる。金を払え。

どれ、ん、ま、いいだろう。 阿良々木、お前と戦場ヶ原、若い男女の前途を祝する意味でこの程度のはした金で許してやろう。

あいつらは専門家だよ。 俺と同じゴーストバスターだ。 もっとも、俺が偽物であるのに対して、あいつらは本物だ。 俺が詐欺師なら、あいつらは陰陽師だ。

勢いで”ら”などと言ってしまったが、厳密には陰陽師は影縫の方で斧乃木はあくまで式神だそうだがな。

なぜそう思う?

名を知っているだけだ。 影縫の方は業界ではそこそこの有名人だからな。

影縫余弦と斧乃木余接、あくなき現代の陰陽師。 なぁ阿良々木よ、専門家とはいえ連中の専門は非常に狭い。 あのツーマンセルの専門は不死身の怪異なんだぜ。

【第11話 つきひフェニックス其ノ肆】影縫轉述: (本物とそれと全く同じ区別のつかんような偽物とどっちの方が価値があると思う?)

(偽物の方が圧倒的に価値がある。 そこに本物になるという意思があるだけ、偽物の方が本物よりも本物だ。)

中之人備忘錄18


ちみも(第4話,第8話)- 金持典造

設定是和ケロロ軍曹那種奇怪生物(這部是來自地獄)想要稱霸地球/人間,但實際上過於可愛被主角養在家裏當寵物的日常萌(?)番,不怎麼有趣。畫風如下,還蠻兒童畫的。主角之一是美大學生,引出miki這個藝術品收藏家的醬油角色。

中之人備忘錄17


バブル(関マッドロブスター・リーダー)

這個團隊……比如說虛淵玄,比如說小畑健,匠氣buff疊得太足了,成品當然就超匠氣,商業到不能再商業。各方面都讓人想起「天氣之子」又不如「天氣之子」。唯一的亮點是重構「小美人魚」這個故事的想法,但完全丟失了「小美人魚」原文本中的輕盈和詩意,甚至哀愁,泡泡寫實得有時讓人感到密恐。原文本中用聲音交換雙腿這個要點被捨棄後,給人一種不求甚解感。要說解構原文本的功力,那還得是原作粉碎機押押。主打歌也普通,配不上美人魚歌聲的想像。一些關鍵處交代不清,比如說為什麼會下泡泡雨,僅僅是世界周而復始地毀滅又重生嗎?用泡沫模擬螺旋狀的星雲也缺乏衝擊性的美感,難以令人信服。又比如說女主作為泡沫,行動為什麼會像貓?為什麼觸碰男主就會變成泡沫,但觸碰其他人就不會?總體就是一頓天花亂墜組合拳,打在身上不痛不癢,仔細一看全是花架子,就好像沒有重力約束的跑酷一樣。送葬人隊那個面具還不錯。 話說這片主打的明星cv也很奇怪,又不是像「天氣之子」那樣純捧新人,選的志尊淳和廣瀨愛麗絲也沒有很紅,人氣並不夠給動畫增光,路線很尷尬了。就……方方面面都比二流強那麼一點又比一流差那麼一截,處處使不上力。

中之人備忘錄16


關於一些打了又沒打到的臉。 就是那個大馬猴臉+五五開身材的夢100……我下了(。)

中之人備忘錄15


又名明日方舟引發的慘案。

看到的時候池子已經關了。

中之人備忘錄14


「7'scarlet」 叢雲ユヅキ

乙女遊……我就沒見過不尬的乙女遊。這部真的有很多很多槽點,槽點多到要單獨開一篇。就是那種硬寫的粉紅情節只能讓人覺得好笑又有點雷的感覺,看的時候內心os一直是:哈?還能這樣?

miki這個角色(結月)的設定是喜歡用智商碾壓別人的毒舌?問題是他雖然很喜歡懟人,但是因為邏輯很奇怪,反而顯得很逗比,給人的感覺像腦子不好使(……)

中之人備忘錄13


隔段時間就會突然想翻一翻中之人cv角色有什麼🍍代餐可以吃(雖然從沒找到過orz

中之人備忘錄12

無意中看到這個:cv miki+三杜設定(南泉媽),一直不愛🍍臉,愛南泉臉的我覺得這可能是個完美組合!打算找個🍍代餐。

🍍:………………