君はこんなにもずるい いつも君を忘れかけた頃に 記憶のかたすみに 君はひょろっと顔を出して ぼくの心をトントントン トントントントン叩いて そしてその早い逃げ足で またぼくを置き去りにして 孤独という名の置き土産だけを残した

君はなぜ帰ってくれないのか この思い出がこうも恋しいのか ああ 全部あげるから それを丸ごと持っていってくれないか