旅人は見た それは闇夜の森に生まれたスーパーノヴァ 眩しい光を放ち その身を滅ぼそうとした

やめてください これでは僕も灰になってしまうんじゃないか 旅人は足が竦み 声にならない声で叫んだ

僕の光を受け取れ! バラ色の光が唸った 僕はもう朝だ 僕はもう螢だ 僕は君の輝く瞳だ! 旅人は語りかけ 歌い出し 踊り回った

年老いた星は身震い 旅人は手を伸ばし その瞬間に 木々の歌が止まった